This is not complete translation of the original article by marisa and Pinly. Some expressions changed, added for Japanese language speaking people. However, I still would like to respect the original writers.
詐欺師に面と向かって挑発して、相手が詐欺師だと思う理由を伝えてはいけません。詐欺師の疑わしい、あるいは明らかにおかしいと思われる話に疑いを持っていると伝えてもいけません。そうすることにより、詐欺師を教育し、詐欺の腕を上げさせることになります。
黙って連絡を絶ち、静かに立ち去りましょう!
そうしないと、下記のようなことになるのです。
文章はmarisaさん、Pinkyさんの文章をそのまま翻訳したものもありますが、日本語的に書き直したり加筆したものもあります。【】は詐欺師が頭の中で考えていること。
被害者: あなたが偽物だってこと、私には判ってるのよ。
詐欺師: 君はなんでそんなことを言うの?
【畜生、この女気づいてやがる。なんでこんなに早くわかったんだ?】
被害者: あなたの写真って、色白でモデルさんみたい。どう見ても建設現場で働く作業員には見えないわ!
詐欺師: 僕はボスなんだよ、ベイビー。僕の部下が建設作業をするんだ。
【確かにそうだ。建設作業員らしい写真を探さなければ。】
被害者: あなたは××州立○○大学を卒業しているって言うけれど、ネットで検索できる卒業生リストに載っていないし、あなたの英語って大学出ている人が書くようなレベルの英語じゃないわ!
詐欺師: どういうことだい、ベイビー? 間違いもあるさ、愛しているよ、君は本当に美しい。
【留学経験があるというから英語が通じてよいと思ったが、とんだ見当違いだった。余計な情報を知ってやがる。次からはその卒業生リストとやらをGoogleで探してそこに書かれている名前を使おう。そうだ、それから大学で英語を学んでいた仲間にテンプレートを書いてもらって、それを張り付けてメールするようにしよう。そして、英語がある程度できる女が集まるところではなく、英語があまりできなそうな、英語学習目的の連中が集まるペンパルサイトに登録してみよう。彼女のような英語のできそうなアジア人にはしばらくは近づかないようにしよう。】
被害者: あなたは西アフリカにいるっていうけれどIPアドレスアルゼンチンのプロキシサーバーだって出てきたわよ! なぜなの?
詐欺師: 友達のコンピューターからだよ。かれはアルゼンチンにるんだ。僕を信じてほしい。愛しているよ、ベイビー。
【アフリカにいるということにする場合、親分に言ってプロキシサーバーをオフにしてもらわねば。】
被害者: ねえ、その孤児院の名前と、そこのスポンサーの名前を教えて? 誰があなたを雇っているの?
詐欺師: 君は僕のことを信用していないの? 僕の言うことをもっと信じるべきだよ。これから仕事なんだ。
【今度はネットで孤児院を調べておくようにしよう。簡単に探せるはずだ。あるいは偽の孤児院サイトを作るか。ボスが新しいクレジットカード番号を手に入れたというので、ドメインを買えるかもしれない。そうすると、もっとリアルに騙せる。】
被害者:(上記のことを全部言う)
【この女、早く気づきやがって。この女がおれたちの情報をどこかに投稿していないか調べてみよう。畜生、本当に投稿していやがる。ふん、そんなの15分あれば何とでもなるさ。今回わかったことを参考に新しいプロフィールを作るんだ。日焼けした平凡でイケメンではない建設作業員の写真を見つけたぞ。名前を米国の××州立○○大学の卒業生名簿にある名前にしてやる。もっと上手なテンプレートをコピペしよう…あった。ペンパルとの交流で英語を上達させたいという英語がまだ上手ではない日本女が集まるペンパルサイトに登録したぞ。フェースブックは日本人の友達ばかりで英語のコメントのない、寂しそうな中年の離婚か独女がいい。メールアドレスはIPがばれない種類のメールにしたぞ。偽のウェッブサイトも作ったし、これで準備完了、完璧だ!】
● 以下はmarisaさんの記事にはないものですが実際に日本人が遭遇したものです。どこに問題があるのか考えてみてください。
もし詐欺師とのコンタクトを黙って断ち切って、メールも読まない、電話もとらない、チャットもブロックするなら、彼は茫然として立ちすくみ、何が起きたのかわからず、何が原因だったのかもわからず、被害者との数週間もしくは数か月のやり取りがすべて無駄になってしまった原因もわからないでいます。詐欺師を教育してやる必要はありません。偽軍人: ベイビー、君の写真を送ってよ。
被害者: 送ってほしいと言っているあなたのほうから先に送ってくるものよ。はい、私のメアド。
被害者が送られてきたメールをもとにヘッダー分析、IPがガーナだった。
偽軍人: ハニー、君に写真をメールで送ったよ。次は君の番だ。
被害者:よくもそんなこと言えるわね! あなたはガーナのアクラにいるんでしょう。ほら、ちゃんとわかるんだから。メールのこの部分をコピペして、IP検索にかけたらガーナのアクラって出てくる、証拠にスクリーンショット送ってあげる! (スクリーンショットをスカイプのチャット上で送信)
偽軍人: Oh my God!!
被害者: 恐れ入ったか!! LocationからLatitudeとLongitudeがわかるのでGoogle Earthで居場所までわかっちゃうのよ! 騙されないんだから!!
偽軍人: Oh my God!!
この会話の後、詐欺師は次のように考えているに違いありません。
【しまった、相手を完全に信じ込ませるまではメールアドレスなど教えるものではない。しかしいいことを聞いたぞ。今度はIPがばれないメールを使うか、ボスにプロキシサーバーを使わせてもらおう。
それから、IPアドレスの調べ方は役に立つぞ。この間3か月も相手にしていたカモが全然お金を送ってくれなかった。冷やかしだったのかもしれないぞ。IP調べれば東京に住んでいる日本人だと言っているのにIPがアメリカになっていることがわかるかもしれない。】
Translation of my added conversation as follows;
This is not in marisa’s original article but was actually happened with a Japanese woman on Skype. Please think about what was wrong in this conversation.
Fake Soldier: babe, send me your picture.
Victim: You are asking me to send, so you should send me first. This is my email ( )
The victim found that the email IP was Ghana.
Another day;
Fake soldier: honey, i sent you my photo. it is your turn.
Victim: How can you say that! Now I know you are in Accra, Ghana. I show you the evidence. I can copy and paste the part of email and search on IP search site. Then I can know you are in Accra. I send you my screen shot.
(she sent the screen shot of the IP search site.)
Fake soldier: Oh my God!!
Victim: I can find location from latitude and longitude. Then I can use Google Earth and find your exact location too. I cannot be deceived!!
Fake soldier: Oh my God!!